上映映画①「普通に生きる〜自立をめざして〜」
いよいよ、「ヨコハマ・シネマ&マルシェ2018」も開催まで2週間をきりました。どんなみなさんと時間を共にできるのか、今からワクワクしています。
さて、マルシェ会場も楽しみなのですが、やはり、メインの映画を語らずしてこの「ヨコハマ・シネマ&マルシェ」は始まりません。
今回のご紹介は重い障がいをもった我が子と地域の中で普通に生きていく姿を追った「普通に生きる〜自立をめざして〜」です。
個人的な所感になってしまうのですが、私はこの映画を観ると「子どもの権利条約」が頭に浮かびます。子どもの権利条約、第2条の1にこんな一文があります。
”締約国は、その管轄の下にある児童に対し、児童又はその父母若しくは法定保護者の人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治的意見その他の意見、国民的、種族的若しくは社会的出身、財産、心身障害、出生又は他の地位にかかわらず、いかなる差別もなしにこの条約に定める権利を尊重し、及び確保する。”
どんな子どもにも等しく権利がある、と「子どもの権利条約」は定めています。どんな子どもも、地域で、社会で、普通に生きていく権利があるのです。
はじめは自分からは少し遠い話かも、と思いつつ観ていると、それは決して障がい児に限ったことではなくて、私がそして私の家族が、この地域で、社会で、普通に生きていくこととなんら違いのないことに気がつきます。
映画に登場している皆さんの明るい笑顔。
生きる、ということの輝きと喜び。
普通に生きることって、もしかしたら「健常」と言われる私たちの方ができていないのではないでしょうか。
映画に登場する親御さんの言葉が、子どもたちの笑顔が、ひとつひとつ胸に染み入ります。
当日は、どうぞ、ゆっくりご鑑賞ください。
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